そのNikola、同社3モデルめとなる水素燃料電池トラック「Tre」を発表した。1つめと2つめのモデルが米国マーケット向けだったのに対し、今回は欧州マーケットに投入する。
・航続距離500〜1200キロ
Nikolaが世界初の水素燃料電池トラック「One」を発表したのは2016年12月のこと。1000馬力、最大トルク2000lb.ft(1475Nm)というパワフルさで業界を驚かせた。さっそくバドワイザー製造会社アンハイザーから800台を受注するなど、予約は順調のようだ。今回のTreはノーズ部分がフラットになるなどOneとはデザインが若干異なり、コンフィギュレーションも6X4と6X2の2つが用意される。
ただ、スペックはOneに似ていて、航続距離は500〜1200キロ、水素を満タンにするのにかかる時間は20分となっている。
・2020年走行テスト開始
NikolaはTreを欧州マーケットに投入すると明言していて、2019年4月に米フェニックスで開かれるイベントでプロトタイプを展示した後、2020年にもノルウェイで走行テストを開始する。一方、水素燃料電池トラックを走らせるには水素ステーションが必要で、Nikolaはステーション設置にも取り組んでいる。計画では、2028年までに米国・カナダに700カ所設置し、欧州のステーションは2022年までに供用を開始する見込み。
Nikola Motor