クラウドファンディング「Kickstarter」に、見た目からして衝撃的な電動バイクが登場した。それが「ORCA Mark I」である。
もっとも、対比物がなければあまり衝撃的でもない。だが、試しに人間と並べてみよう。その小ささに、誰もがつい目を向けてしまうはずだ。
・見た目に反した高性能
ORCA Mark Iの全高は97cm、サドルから地面への高さは76cmしかない。大人の人間と比較すると、まるで玩具のような印象すら覚えてしまう。しかし、ORCA Mark Iの走行性能は決して玩具のそれではない。最大時速33km、最大移動距離60kmというパワフルさである。ちょっとした外出であれば、このORCA Mark Iで十分に事足りる性能だ。
重量は僅か15kg。女性でもいざとなれば持ち上げられる程度の重さである。また、ハンドル部分はふたつに折り曲げることが可能。車のトランクにも簡単に収納できる。
また、ORCA Mark Iには自動車のようなリモコンキーが付属している。これでロックをかけると、誰かがORCA Mark Iを動かした途端に120デジベルのアラームが鳴り響く。
さらに、ORCA Mark Iの両輪には丈夫なサスペンションも搭載されている。多少の段差は苦にせず駆け抜ける。
・日本での公道走行
改めて見てみると、その小ささに溜め息すら出てしまうORCA Mark I。だが、これは玩具だという認識で入手を試みてはいけない。何しろ350Wのモーターを搭載している電動バイクなのだ。これを日本の公道で走らせるのなら、国内法に則った装備が求められる。もちろん、ナンバープレートの取得は必須。免許がなければ公道で利用することはできない。
ORCA Mark IはKickstarterで999ドル(約11万3000円)からの出資枠を公開中。
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