オンラインショッピングなどによる荷物をStarshipが配達するというもので、ユーザーはアプリで都合のいい時間を指定できる。
・誰でも利用できる
Starshipのロボットはこれまでいくつかの都市で試験運用が展開され、最新のものではキャンパスや企業などを対象にしたオンデマンド型のデリバリーサービスがある。しかし、今回の荷物配達サービスは一般市民が利用できる。使うにはまずアプリ(iOS、Android)をダウンロードしてサインアップ。すると、Starshipの専用アドレスが発行され、このアドレスをオンラインショッピング時に配送先として入力する。
そしていざ商品を注文すると、商品はまずStarshipに配達される。受け取ったStarshipからユーザーにテキストメッセージが送られ、ユーザーが都合のいい配達日時を指定すると、商品をStarshipロボットが自宅に運んでくるという仕組みになっている。
・道中はリモートで監視
Starshipは6輪のボックスデザインで、自律走行する。人間のアテンドなしに移動するので、道中、荷物が盗まれたり、Starshipに危害が加えられたりする可能性もなくはない。しかし、リモートでスタッフが配達をウォッチしているほか、盗難にあいそうになるとアラートが作動するとのこと。この配達サービスは有料で、月額7.99英ポンド(約1150円)かかる。なぜ、お金を払ってまで?と思う人もいるだろうが、受け取り日時をコントロールできるのが最大のメリット。つまり、都合のいいときに確実に受け取りたい、という人のためのサービスとなる。また、このサービスでは荷物を最大30日間預かる。
まずは英国のミルトン・キーンズで間もなく開始し、年内に米国サンフランシスコのベイエリアでも展開する予定だ。
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