中国のスマホメーカーからはフルスクリーンを確保するためにスライド式を採用したモデルのリリースがこのところ相次いだが、今回Nubiaは自撮りカメラを持たないタイプ「X」を発表した。
・背面にカメラ2つ
自撮りカメラがないからセルフィーが撮れないということではない。Xではフロントカメラをなくした代わりに、デュアルディスプレーを採用。背面カメラを自分に向け、そして背面にあるディスプレイで映りを確認しながら撮影できるという仕組みだ。フロントのディスプレイは6.26インチとほぼ全面を覆い、2280×1080の液晶タイプ。一方、背面の方は5.1インチで1520×720のOLED。背面に2つのカメラ(16MP f/1.8、24MP f/1.7)を搭載している。
・ゲームの操作にも
インターネットなど通常の操作を行うのはフロント側のディスプレイとなるが、背面の方もセルフィー撮影だけでなく、時刻を表示したりすることができる。ユニークなのは、ゲーム用のボタンを配していること。詳細は明らかではないが、フロントスクリーンを見ながらゲームをするときに、端末を持つ両手の中指で背面のボタンをタッチしてゲームを操作できるということのようだ。
・8.4ミリの薄さ
デュアルディスプレーなので端末が分厚くなるかと思いきや、なんと8.4ミリとスマホとしてはかなり薄い部類に入る。重さもわずか181グラムだ。その他のスペックとしては、クアルコムのSnapdragon 845を搭載し、RAMが最大8GB、ストレージは最大256GB。バッテリー容量は3800mAhとなっている。
価格は、RAM6GB、ストレージ64GBのモデルが3299人民元(約5万4000円)。中国外での発売についての情報はまだない。
Nubia X