そんな問題を解決してくれるサービスが「Draft」である。ノートに書かれた手書きデータを電子化してクラウド上に保管でき、データの検索も可能だ。ユーザーには毎月、「Draft」から専用のノートが送られてくる。ノートは、黒、青、赤など5カラーから選択でき、ページのレイアウトも“罫線”“点罫線”“無地”のタイプから選べるようになっている。このノートはハードカバーのしっかりとした作りになっていて、現在はiPad mini程度の大きさのものしかないが、今後、イラストを描くのに適したスケッチブックくらいの大きさや、メモ書き用のポケットサイズタイプなども検討しているという。
1ヶ月の間にイラストやアイデアなどでいっぱいになったノートは、料金前払いの郵便で「Draft」に送付すると、5営業日以内にページがスキャンされた後、クラウドに電子データがアップされる。ノートはリサイクルに出されて、ユーザーにはバックされないが、スキャンデータはEvernote、Dropboxと同期させられ、いつでも利用できるようになる。
資金調達プラットフォームKickstarterでキャンペーンを開催中で、早期購入者向けの3ヶ月パッケージプランや、定期購入を希望しない人向けの、単品のノート販売などもおこなっているという。予定では、来年2月に提供を開始する。仕事や個人用に使うだけでなく、子どもが描いた絵などを保存し、家族の記録として残すような使い方も考えられそうだ。
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