価格も175万英ポンド(約2億5000万円)と目玉が飛び出る設定で、さらに驚きなのは製造される106台全てがすでに予約済みなのだという。
・12.8秒で時速300キロに
マクラーレンは同社初の“ハイパーGT”、究極のマクラーレンロードカーと形容している。ガソリンと電気のハイブリッドタイプだ。Speedtailという名前からしていかにもスピードが出そうだが、実際、同社が製造してきた車のなかで最も速く、最高スピードは前述の通り。加速性能はというと、わずか12.8秒で時速300キロに到達するという。
・コックピットデザイン
性能もさることながら、デザインも極めている。空気力学を追求した結果、カーボンファイバー製ボディは全体的に流線型のデザインで、テイルは長めとなっている。内部をみると、マクラーレンF1のようにフロント部分中央に運転席がきて、そのやや後方に2座席がくる。これはバランスを考えてのことだ。
フロント部分にはタッチ式のディスプレイ3つを搭載。従来の車にみられるボタンやスイッチ類はほぼ取り除かれていて、エンジンの始動や窓の開閉などもディスプレイで操作するとのこと。
マクラーレンがこれまで培った技術を注ぎ込みつつ、性能やエレガントさなど細部に至るまでこだわり抜いているだけにお値段もそれなりとなる。この“億カー”、2020年の納車を見込んでいる。
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