「Spatial」は、そんな要望に応えられそうな情報共有プラットフォームだ。
AR技術によってPCやスマホの画面を拡張して、組織が生産性や創造性を高めるほか、メンバーの3Dアバターを目の前に出現させられて、離れていても一緒に仕事しているような環境が作れるだろう。
AR/VRに対して多くの人が描いた未来がそこにある。
・AR空間に写真やドキュメントを自由に配置
Spatialでは、用意されている豊富な共有ツールによって、PCやスマホの画面を周りの空間に拡張してリモートのメンバーにも共有できる。3Dブラウザで空間一面に広がるブラウザを閲覧できるほか、アプリから写真やドキュメントをドラッグ・アンド・ドロップで空間に配置できる。また、スマホアプリを使ってAR空間内で写真や付箋を共有したり、スクリーンを共有したりといったことも可能だ。
AR空間内のオブジェクトをスワイプで動かし、自由自在に整理することも。狭いモニタをクリックするのでなく、体全体を使ってオブジェクトを操作できるので、アイデア出しやメンバーへのプレゼンもはかどることだろう。
ちなみに作業は自動保存され、どのデバイスからでもアクセスしてそこから再開できる。
・リアルなアバターと共同作業
リアルな3Dアバターが配置できて、あたかも本人がそこにいるような錯覚におちいるだろう。これにより、世界中のどこにいても共同作業ができ、オフィスに行かなくても士気が高まるに違いない。
HoloLensやMagicLeapなど、ほとんどのARヘッドセットにに対応しており、VRヘッドセットやPC、スマホからの参加が可能だ。
すでに、フォードXといったグローバル企業が、リモートの従業員をつなぐソリューションとして、Spatialのプラットフォームを試しているようだ。
離れたメンバー間のつながりをリッチなものにするSpatialは、物理空間を超えた新しい働き方の形を提供してくれるだろう。
Spatial