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Start Up ネットスーパーで受注した商品を自動仕分けするフルフィルメントセンターが米国で開設

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ネットスーパーで受注した商品を自動仕分けするフルフィルメントセンターが米国で開設

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米マイアミを拠点とするスーパーマーケットチェーン「Sedano's(セダノス)」は、2018年10月、フルフィルメントソリューションを開発するスタートアップ企業「Takeoff Technologies(テイクオフ・テクノロジーズ)」と提携し、自動フルフィルメントセンターを開設した。

・AIを活用し、商品のピッキングと仕分けを自動化

米国では、ネットスーパーの需要が高まるなか、受注処理や商品のピッキング、梱包といったフルフィルメント業務の効率化が課題となっている。

そこで、「Takeoff Technologies」では、人工知能(AI)によって、受注した商品を垂直構造の商品棚から自動で選び出すフルフィルメントソリューションを開発。

青果物から加工食品まで多種多様な商品から、対象となる商品を正しく見つけだし、受注別に仕分け、ベルトコンベアによって、梱包を担当する作業員に届ける仕組みだ。

受注1件あたり平均15分未満で処理でき、作業生産性は手作業よりも10倍向上するという。

また、従来の10分の1以下のスペースに設置できるため、店舗内の敷地や都市部の遊休不動産をフルフィルメントセンターとして活用することも可能。

「Takeoff Technologies」を実装した小型フルフィルメントセンターを点在させることで、消費者により近い場所から発送でき、配送距離やコストの軽減にもつながる。

・食料品のオンデマンド配送を支えるフルフィルメントソリューション

ネットスーパーを運営する小売業者向けのフルフィルメントソリューションとしては、「Takeoff Technologies」のほか、イスラエルの「CommonSense Robotics」でも開発されており、今後、食料品のオンデマンド配送をサポートする仕組みが世界各地で整えられていきそうだ。(文 松岡由希子)

Takeoff Technologies

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