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Googleが新プロジェクト「Creatability」を発表!障害の有無に関わらず、機械学習できるシステムを提供

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米国勢調査局によると、アメリカでは5600万人以上の人々が、何らかの障害を抱えており、障がい者と健常者のデジタル格差が、拡大しているという。障がい者の場合、パソコンやスマートフォン、タブレットといった端末の所有率は、健常者に比べて、約20パーセントも低くなる。このうち、インターネットのサービスを利用しているのは、40パーセントのみ。機器を保有していても、必ずしも使いこなしているとは限らないそうだ。

こうした状況を打破するため、立ち上がったのが、あのGoogle。ニューヨーク大学と共同で、機械学習のための新プロジェクト「Creatability」を発表した。

・AIを使った機械学習システム

「Creatability」は、視覚障がい者やろうあ者が、人工知能の力を借りて、ウェブをアクティブに使えるようにするシステムだ。画面をデジタルキャンバスに見立て、その前で顔を動かして、楽曲を作成したり、共感覚の効果を模倣する音楽ビジュアライザーなど、さまざまなツールを提供。障害の有無に関わらず、デジタル端末を、最大限に楽しむことができる。

Googleではすでに、オープンソースのAIライブラリ、TensorFlowをリリースしており、誰でも気軽に機械学習できるようになっている。また、耳が聞こえないユーザーのために、クローズドキャプションを生成するソフトウェアも開発。2016年には、オックスフォード大学の研究者と共同研究で、高精度のリップリーダーを用いた翻訳にも成功している。

・ハンディキャップを超えてインターネットを活用できる世界

「Creatability」は、さらに多くの人たちに、機械学習のチャンスを与えるプロジェクト。これまで培ってきた技術と、優秀な専門家の知識を集結し、ハンディキャップを超えて、すべての人々に、インターネットを活用してもらうことを目的としている。

各ツールは、「Creatability」専用ウェブサイトから入手可能。ユーザーによるオリジナル作品の投稿や、紹介も受け付けている。

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