スクリーンはなし。その代わり、Wi-Fiで接続させたスマホで撮影した写真をレビューしたりするようになっている。
・これから流行る?
Techableでは先日、フランスのスタートアップの「Pixii」を紹介した。こちらもデジタルレンジファインダーで、スクリーンなし、スマホと接続するという、M10-Dと同じタイプだ。カメラの主流ブランドであるライカが出すあたりをみると、このタイプがこれから流行るのだろうか。いずれにせよ、レンジファインダーファンには嬉しい選択肢となる。
・フィルム巻き上げレバー!
M10-Dの外観はかなりクラシックだ。ダイヤルでISOやシャッタースピードを設定でき、フィルム巻き上げのレバーがサムグリップとしてついているのはフィルム世代には懐かしく、またデジタル世代には新鮮に映るかもしれない。スペックはというと、ISO感度は100~50000、シャッタースピードはオート、バルブ、4000/1秒〜8秒となっている。
M10-DはWi-Fi機能を内蔵し、スマホと連携する。専用アプリLeica FOTOSがあり、ここで撮影した写真のホワイトバランスを調整したり、ファイルのフォーマットを選んだり(DNG、JPG)といったことができる。ちなみに、このアプリはシャッターリモコンとしても使える。
クラシックカメラ、デジカメのいいとこ取りをしたと言えるM10-Dだが、やはりライカ、価格は7995ドル(約90万円)。簡単に手を出せる設定ではないが、コアなファンには魅力的な1台となりそうだ。
Leica