現在、米国では各地でさまざまなメーカーが自動運転車のテストを実施しているが、ワシントンD.C.での展開はFordが初となる。
・米国内4都市目
Fordは2021年の自動運転車によるサービス開始に向け、すでにデトロイト、ピッツバーグ、そしてマイアミで走行試験を実施中。今回のワシントンD.C.は4都市目となる。ワシントンD.C.でも自動運転システムを担うArgo AIの協力を得てテストを展開する。まずは道路のマッピングから始め、その後自動運転のテストエリアを徐々に広げながら行う。
そして実際に客を乗せるパイロットプログラムも視野に入れている。
・新たな出勤・配達の手段に
自動運転車が公道を走るとなれば、法律や交通システムの整備が必要となり、今後はその準備期間となる。もちろん、この期間は、住民への周知にもあてられる。Ford Autonomous VehiclesのCEO、Sherif Marakbyは今回の発表の中で、自動運転が人々にとって安価かつ簡単な出勤手段となり、また食べ物や商品の新たな配達手段となる、としている。
2021年というとあと3年。首都で自動運転車によるサービスが導入されれば、国内外にテクノロジー立国であることを知らしめることになりそうだ。
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