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Adobe MAX 2018でadidasがVRのデモ公開&オリジナルシューズの作成イベントも

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Adobeの技術はファッション業界でも活かされている。2018年10月15日から16日にかけて行われたAdobe MAX 2018では、ARオーサリングツール「Project Aero」を用いた基調講演が行われ、会場内のブースではオリジナルシューズの作成コンテストが行われていた。

・基調講演でARソフト「Project Aero」のデモ

Adobeは今回のAdobe MAX 2018で、「Project Aero」のプライベートベータプログラムの提供開始を発表。

説明の一例として、基調講演のステージ上ではadidasの店舗の一角に見たてたセットが置かれ、パソコン上で作った3Dのシューズを表示し観客を沸かせた。

Adobe側の説明によると、このAR技術が普及すれば、店舗では様々な提案ができるようになり、将来的に家庭用ARが普及すれば、家にいながら映像で表示された現物に近いシューズを確認ができるようになるとのことだ。

・ブースではシューズの作成コンテストも

Adobe MAX 2018では様々な企業が展示を行っており、adidasも一角で展示を行っていた。

ブースではARコンテンツの展示は行われていなかったものの、色紙や写真などを使ってオリジナルのシューズを作れるというコンテストが行われていた。

このようなカスタムシューズを作成する場合、一般的にはパソコンやタブレットを使って細部の色をカスタムする方法が一般的だが、今回のブースではiPadに搭載されているカメラ写る画像を用いて、シューズの色や柄を決定するというもの。

筆者も試しに当日着ていた服を元にブースでシューズを作ってみた。お気に入りの生地や、イラストなどがシューズにプリントできるので、デザインの幅が広がり、今までにないオリジナルシューズが作れそうだ。もしかしたら世界中のadidasの店舗でこの技術が実用化される日もくるかもしれない。

・CTOのAbhay Parasnis氏のコメント

今回Adobeに機会を頂き、CTO Abhay Parasnis氏にadidasとの関りについて直接話を聞く機会を得た。

同氏にadidasとの関りについてコメントを求めたところ「adidas社はデザインにフォーカスしたとてもいいパートナーです。我々にはARを用いた次世代のデザインツールを作りたいという思いがあり、adidas社のツールの使い方は弊社のビジョンをよく反映しています。今後ARは現物に近くなっていくので、皆様に気軽にこの技術を使って頂ければ幸いです」とのことだった。

今後adidasの店頭でadobeの技術に触れる日も近いかもしれない。
Adobe MAX—The Creativity Conference.

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