そんなメーカーの救世主になりそうなプロダクトが、Kickstarterに登場。リーズナブルかつ、使いやすさ抜群の産業用ロボットアーム「xArm」だ。
・エントリーからハイエンド、3つのモデルを用意
当初から工場での活用を目的として、開発された本品。クラウドファンディングでは、3タイプが用意されている。まず、エントリーモデルの「xArm 5 Lit」。ピックアンドプレイスなどの作業に最適だ。2つ目は、スタンダードタイプの「xArm 6」。
0.1ミリメートルの繰り返し機能を持ち、組み立てや梱包といった、工場ならではの作業に適している。最後は、人間並みの柔軟性が自慢の「xArm 7」。17ビットマルチターンエンコーダー内蔵のハーモニックドライブを搭載。撮影やサービス業、AI研究など、ロボット代替可能な事業での活用が期待できる。
・産業用ロボットアームとしては破格の値段
操作は、xArm Studioという専用のアプリケーションで行う。パソコンやiPad、Android端末でも使用できる他、オープンSDKによるオリジナルプログラミングにも、対応している。重くて固定しづらい大型の工業用ロボットアームとは異なり、軽量で使い勝手がいいのも、本品の利点。セットアップも簡単で、プロセスや設定を選ばず、すぐに現場で利用できる。価格も、産業用ツールとしては破格だ。「xArm 5 Lit」が、2299ドル(約26万円)。「xArm 6」が5999ドル(約68万円)、「xArm 7」は6999ドル(約79万円)の値段が提示されている。
現段階で注文が殺到。すでに、目標の10倍以上を達成している。オーダー受け付けは、11月16日まで。
xArm/Kickstarter