立ち乗り式でしかも大きめのタイヤを採用。その一方でハンドル部分はミニマムデザインで、スクーターとキックスクーター、スケートボードなどをかけ合わせたような不思議な乗り物となっている。
・操作はセグウェイ風
電気で走行し、体重移動で進行方向をコントロールする操作性は、セグウェイに近い。しかし、Statorは前後にタイヤが一輪ずつくる二輪タイプ。立ち乗り式で、ハンドルバーをたため、デザインとしてはキックスクーターに似ている。しかし、タイヤがかなり太いところは、スクーターのようだ。これだけ太いと、安定感がかなりあるはずで、ビギナーでもすぐに乗れそう。
その一方で、ハンドルまわりはすっきりしていて、サイドミラーなどはなし。手を置く細めのハンドルバーにキー、スピードを調整するスロット、クラクションなどがあるだけとシンプルデザインとなっている。
・航続距離32キロ
スピード的には電動アシスト自転車とスクーターの中間といえる。最高速度は時速40キロ。バッテリーは10Ahと20Ahの2種があり、20Ahを使用した場合は約32キロの走行が可能とのこと。重量は40.8キロもあるので、ポータブルとはいえず、スクーターのような扱いとなりそうだ。しかし、おそらく二輪免許で乗るスクーターとは別物で、どのようなくくりになるのかは定かではないが、明らかに日本の公道では走行できないだろう。
・ラストマイルの足に?
最近米国では、西海岸を中心に電動アシスト自転車や電動スケートボード、電動キックスクーターなどが急激に浸透していて、このStatorがパーソナルモビリティとして受け入れられるのかにまずは注目が集まる。Statorは間もなくクラウドファンディングサイトKickstarterに登場する見込みで、その際に価格なども明らかになる。気になる人はサイトでメールを登録しておくと、いち早く情報がもらえるようだ。
Stator