しかしスマホのタッチスクリーンというものは、TPSゲームを考慮して作られたというものではない。タッチスクリーン故の誤操作はよくある話だ。せめて物理ボタンの付いたコントローラーが欲しいところ。
そこでこの記事では「Flydigi Wasp」を紹介したい。モバイルゲーミングのための左手用コントローラーである。
・素早い射撃操作が可能に
Flydigi WaspはiPhone向けのガジェットだ。TPSゲームを念頭に開発された製品である。ジョイスティックと5つのボタンが付いている。この5つのボタンのうちのひとつは電源スイッチであるが、あとの4つは各操作に振り分けられる。上部の2つのボタンは射撃と照準の操作を念頭に置く。これがあれば、素早い射撃動作が可能になる。
Flydigi WaspにはCapAirマッピングという技術が採用されている。これにより、iPhoneにFlydigi Waspを設置するだけでジョイスティックやボタンの操作をスクリーンに反映させることができる。Bluetooth等の無線接続は必要ない、ということだ。もちろん、操作割り当てのカスタマイズも可能である。
この製品は独立したバッテリーで稼働する。最大プレイ時間は約20時間。再充電は1時間半~2時間で済む。また、Flydigi Waspに貼られている特殊素材がiPhoneの放熱を助けてくれるという。
・幅広いiPhoneナンバーに対応
そんなFlydigi Waspであるが、何とiPhone6から最新ナンバーまで対応しているという。ホームボタンのあるiPhone6~8(Plusを含む)は「Wasp N」、iPhone Ⅹからのナンバーは「Wasp Ⅹ」で適合する。Wasp Nはホームボタンを押せる設計になっている。現在、クラウドファンディング「Kickstarter」で355香港ドル(約5000円)からの出資を受け付けている。今年中に配送を開始するそうだ。日本への出荷にも対応する。
Kickstarter