そんなPalmが本当に復活を遂げたようだ。ただ、新生Palmのきった舵はiPhoneやその他のAndroidスマホと真っ向から対決する方向というよりは、少し別の方向を向いているようだ。
・手のひらサイズでAndroid OSを搭載
今回の新型Palmには元祖Palmに搭載されていた「PalmOS」や「webOS」ではなく、Android(8.1)が搭載されることとなった。ディスプレイ(LCD)は3.3インチで、文字通り(Palmは日本語で手のひらを意味する)手のひらサイズだ。1200万画素のメインカメラ、800万画素のフロントカメラを搭載し、プロセッサにはローエンドモデル向けのQualcomm Snapdragon 435が採用されている。メモリは3GB、ストレージは32GBとなっている。
独自のスキンを使っているため、他のAndroidとは異なるユニークなUIに仕上がっているのが面白い。
・「メインスマホのお供」的な位置づけ?
Palmは米キャリアVerizonからの独占販売となるが、Verizonの回線にNumberShareで追加料金を払う形でしか利用できない(Wi-Fi利用は可能)。これにより既存の回線をPalm上でも利用することができるため、PalmはまるでApple Watchセルラーモデルや2台目スマホのような「メインスマホのお供」的な位置づけにあるといえるだろう。価格は約350ドル(約3万9130円)で、Verizonの公式サイトにて事前予約が開始されている。実用的かどうかは別にして、デザイン的にはなかなか目を引く端末といえるだろう。
執筆:Doga
Verizon
The Verge