2015年12月にスタートした、農業・水産・加工品を対象としたオーナー制度プラットフォームサービス「OWNERS」を運営するukkaは、生産者と消費者とを結びつけ、地方の活性化を目指す取り組みをおこなっている。
ukkaは「100年後に続く食と農のあるべき形を創る」というミッションを掲げ、2017年9月に創業。テクノロジーを活用しながら、都市、生産者と消費者の「関係性」から生まれる次世代の食材流通の形を提案し、一次産業の諸問題の解決を目指している。
・「OWNERS」にオーナー登録すると、旬の時期に食材が家庭へ届く
「OWNERS」に掲載される全国から厳選されたこだわり食材のオーナープランに事前登録することで、その食材の1口オーナーとして生産過程や収穫の様子を共に見守りつつ、旬の時期に生産者から生産品が届けられるというシステム(2018年9月時点で、登録生産者数:約100名、ユーザー数:約4000名)。このたびukkaと、全国で約30万世帯が居住する住宅を管理する三菱地所グループが運営する住宅系会員組織「三菱地所のレジデンスクラブ」とが連携し、地方創生とマンションコミュニティの活性化を目的として、首都圏マンションにてキャラバン形式のご当地マルシェを開催するという。
・第一弾は、岩手県一関市の「ご当地マルシェ」
マルシェの第一弾は、岩手県一関市の「ご当地マルシェ」。三菱地所グループの会員組織「三菱地所のレジデンスクラブ(略称:レジクラ)」の入居者向けサービスの一環として「レジクラマルシェ - 岩手一関おいしい収穫祭 -」をマンションの共用スペースで開催。計3物件にてキャラバン形式のマルシェを実施する予定だ。マルシェでは、まるで「ひとつ屋根の下」にいるように住民が集い、一関生産者と一緒に旬の野菜やフルーツ、クラフトビールなど地域の特産品を味わえる場を用意。一関市の伝統文化でもある「もち料理」を楽しめる伝統の餅つき大会や、餅のふる舞いもおこなうほか、食材の販売、試食した食材をその場でOWNERSのWEBサイトを通してオーナー登録(事前登録型の予約注文)をすることも可能。
一関市の生産者のオーナープランは以下。
●本場ドイツを凌ぐ旨み!ソーセージと豚すね肉 https://owner-style.com/plan/184
●伝統製法により香りとコクを極める菜種油 https://owner-style.com/plan/183
●糖度58度!驚異の甘さの干し芋「黄金甘藷」 https://owner-style.com/plan/180
【開催概要】
〈1ヶ所目〉
場所:東京都武蔵野市 「武蔵野タワーズ(587戸)」
開催日:10月13日(土)
開始:11時~15時
内容:一関文化体験、マルシェ(野菜、果物、肉、クラフトビール)、その他住民参加型コンテンツを予定
※武蔵野タワーズは会場の都合につき、飲食用のロングテーブルの設置はありません
〈2ヶ所目〉
場所:東京都中野区 「ザ・パークハウス 上鷺宮(261戸)」
開催日:10月14日(日)
開始:11時~15時
内容:一関文化体験、マルシェ(野菜、果物、肉、クラフトビール)、一つ屋根の下テーブル、その他住民参加型コンテンツを予定
〈3ヶ所目〉
場所:東京都江東区 「W Comfort Towers (1149戸)」
開催日:10月20日(土)
時間:11時30分~16時
内容:一関文化体験、マルシェ(野菜、果物、肉、クラフトビール)、一つ屋根の下テーブル、その他住民参加型コンテンツを予定
・“地方創生”とマンション内コミュニティの活性化を目指す
今回の取り組みでは、三菱地所グループとOWNERS双方が持つ事業リソースを活用し、地方の食材のPR・販路拡大の後押しをする目的と、マンション住民のコミュニティ活性化をする目的の2つがある。都市部においては、同じ建物に暮らしながら横のつながりが薄いといわれるマンション住民同士のコミュニティ。その活性化を推進することは、「物流」「防災」「地域連携」などといった社会課題解決の道筋にもなるという考えがあるようだ。
日頃、住んでいる地域・マンションというコミュニティへの愛着と、地方への理解・愛着を育むことを同時にかなえるユニークな試みといえそうだ。
OWNERS ウェブサイト
株式会社ukka
三菱地所のレジデンスクラブ ウェブサイト
オーナー制度プラットフォーム「OWNERS」が三菱地所グループと連携し、地方創生とマンションコミュニティの活性化を目指した「ご当地マルシェ」を開催 PR TIMESリリース