多くの人が毎日鏡を見ていることだろう。特に女性は肌の調子やメークの出来栄えを入念にチェックするもの。

その自分に向き合う時間を、より前向きな体験にしてくれるスマートミラーが登場した。日本のベンチャー企業Noveraが開発した「novera」だ。このほど初回出荷1000台の予約受付が始まり、通常価格より1万円安い5万9800円（税別）となっている。

・センシング技術搭載

noveraの開発には化粧品メーカーのポーラが協力している。このスマートミラーは顔認証や顔データを取得するセンシング技術を搭載し、それらをフル活用して鏡に映った人の肌の状態や表情などを分析する。そのユーザーの肌や表情、ストレスなどを分析するのに、ポーラの技術と経験が活用されている。

鏡に向かえば向かうほど、ユーザーのデータが蓄積し、分析の精度は向上するのだという。

・男性キャラと会話も

それだけではない。データ分析をもとに会話を展開するというインターラクティブ性を備えているのもこのデバイスの特徴だ。

ユーザーが鏡の前に座って「肌どうかな?」などと尋ねると、男性の声で「うん、今日もとっても調子が良さそうだね!」とか「ふだんより口角が上がって、もっと素敵な笑顔になったと思うよ」などと答えてくれる。

美容系のことばかりでなく、「おはよう」と呼びかけると「いい朝だね!」と返すなど、普通に会話ができ、使えば使うほどにバリエーションも広がっていくとのこと。1人暮らしの人にとってはいい話し相手にもなりそう。

スペックはというと、ディスプレイは11.6インチのFHD。サイズは382×190×110ミリメートル、重さ約5キロ。Wi-Fi、Bluetoothに対応する。

novera