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Start Up マンハッタンとブルックリンを結ぶ電動フェリー、来年就航へ

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マンハッタンとブルックリンを結ぶ電動フェリー、来年就航へ

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米国ニューヨークのマンハッタンとブルックリンを結ぶ地下鉄Lトレインが来春から運休する予定となっている。ニューヨーク地下鉄の全ラインの中でも利用率上位にくるこのトレイン、代替手段をどう確保するのかというのが大きな問題となっている。

そこで、現在スタートアップが準備を進めているのが、電動フェリー「SW/TCH」だ。イースト川をはさんで隣り合っているマンハッタンとブルックリンをつなぎ、かつフェリー乗降前後の足も提供する計画だ。

・ワンストップソリューション

SW/TCH Eモビリティという名称のこのサービスは会員制。通勤などにフェリーを利用できるほか、フェリーの乗降前後の移動手段もオプションで利用できる。

その移動手段とは、電気で動くバンやミニシャトル、電動自転車や電動キックスクーター、電動スケートボードなど。ユーザーはアプリでオプションを選択できる。つまり、ドアツードアのワンストップソリューションを提供する。

・通勤が快適に

SW/TCHによると、フェリーは現在建造中で、150人乗りとなる。電気のみで航行するという完全ゼロエミッション。

ディーゼルやガソリンのエンジンを搭載するタイプに比べかなり静かで、また大きなバーやコーヒーショップスタイルの座席を設置するなど、快適な乗船体験を提供するとしている。

一方、目的地までのラストマイル交通手段は、すでに電動車両を使ってシェアリングサービスを提供している事業者と提携する。ただ、独自に電動自転車電動スクーターの整備も考えているとのこと。

SW/TCH Eモビリティの月額使用料は150ドル(約1万7000円)となる見込み。使い放題、そして目的地までの足も確保できるとなれば、コスパは良さそう。

来春から始まる最新テクノロジーをフル活用したこのサービスがニューヨーク市民にどう受け入れられるか見ものだ。

SW/TCH

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