部屋を借りたい人と貸したい人をマッチングするAirbnb。ホテルより安価、便利な立地、旅先でも暮らすように過ごせるなどメリットを多く感じる人は多いようで、世界中に広がっている。

しかし、中には“ハズレの体験だった”という人もいるかもしれない。米国で展開している「Guild」は、民泊に伴う“ハズレ”をなくしたサービスだ。アップグレードの部屋を借り受けて管理し、それをゲストに提供している。

・管理はホテル的

Airbnbでは基本的に部屋の管理はオーナー任せだが、Guildの場合、オーナーからGuildが部屋を借り受けて管理している。なので、ユーザーは民泊しながらもホテルのような管理のもとで安心して滞在できるというわけだ。

しかも、部屋はブティックホテルのようなものばかり。プロがインテリアなどを手がけ、清掃もしっかり行われる。

・キーレスエントリー

加えて、テックをフル活用しているのもGuildの特徴。たとえば、チェックイン・チェックアウトはメッセージやメールで送られてくるコードを使って行い、ドアはキーレスエントリー。

ホテルのようにレストランやルームサービスはない代わりに、UberEatsのようなサービスを利用できるようになっている。

また、ホテル側とゲストはテキストメッセージで連絡をとることができ、スタッフが24時間待機してサポートを行う。

民泊と高級ホテル滞在の中間くらいの宿泊体験ができそうなこのGuildは現在、米国オースティンとダラスで展開していて、間もなくマイアミ、シンシナティ、そしてデンバーに進出する。

ホテルよりも安い値段で、その地域に暮らすように、そしてしっかりした管理のもとで滞在したい、という人の需要は結構ありそうだ。

Guild