今やパソコンがその役割を担うようになり、ワープロの存在が消え失せていっている今日、あえてそのワープロを進化させたデバイスがIndiegogoで注目を呼んでいる。
・eインクを利用し、バッテリーは4日間
この「Traveler」は、ディスプレイにeインク技術を採用した6インチのディスプレイを搭載した小型のワープロだ。eインクのおかげで目に優しいだけでなく、バッテリーのもちは4日間ももつとのこと。ワープロなのでSNS、ブラウザ、YouTube、ゲームなどは一切利用できない。サブディスプレイでタイマーを表示し、あくまで「書くこと(執筆)」用途のみに特化したモバイルデバイスだ。
・GoogleドライブやEvernoteがストレージに
単体でも内部ストレージに100万以上のページを保存できるが、WiFiに接続させればGoogleドライブ、Evernote、Dropboxといったクラウドへもデータを自動で同期してくれる。そのほか、キーボードには即座に原稿のドラフト作成画面を立ち上げることができる「new」キーが搭載されていたり、キーはワープロをイメージした深めにデザインされていたりと、書くことを生業としている人にとってはなかなか嬉しい仕様といえるかもしれない。
サイズが横幅30.2cm、縦幅12.7cm、厚み2.5cmと横長なので、ビジネスバッグやリュックにサクッと入れられるのもありがたい。Travelerの発送は2019年6月頃を予定しており、今なら1台319ドル(約3万6310円)から出資注文することができる。
執筆:Doga
Traveler/Indiegogo