
細長い鼻のデザインはどことなく新幹線を思わせる。同社はこの車両を製造地のスペインから、欧州における拠点を置くフランスに移し、そこで追加の組み立てを行う。そして2019年末の開始を予定している商業サービスで使用する見込みだ。
・カーボンファイバー製

同社によると、Quintero Oneにはカーボンファイバーや複合材料を活用し、二重構造にするなどして安全性を高めている。
製造を手がけたのはAirtificial、デザインはロンドン拠点のPriestman Goode。Airtificialは航空や車業界のエンジニアリングが専門で、ハイパーループ車両にもその分野で培ったテクノロジーを活用している。
・1年後、走ってるかも

HTTは、2019年末までに、実際にこの車両が乗客を乗せて走るようになる、としている。つまり、予定どおりいけば、ほぼ1年後にはもう走っているかもしれない。あるいは、カウントダウンが始まっているはず。
車両の準備を進める一方で、HTTはハイパーループ建設予定地の行政との手続きなども着々と進めていて、初車両の滑り出し次第ではその後の展開は予想より早いかもしれない。
Hyperloop Transportation Technologies