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Tech アリババがホテル向け“おもてなしロボット”をリリース! 杭州市内で10月からサービス開始

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アリババがホテル向け“おもてなしロボット”をリリース! 杭州市内で10月からサービス開始

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中国の電子商取引会社アリババが、ホテル用サービスロボット「Space Egg」を発表。本体はその名の通り、卵型のアルミニウム製。秒速1メートルで移動し、カメラとレーザーを駆使して、ゲストをナビゲートする。100センチ足らずの身長で、ちょこまかと動き回る姿は、何ともユニークだ。

・スマートスピーカー“Tmall genie”と統合


「Space Egg」は、アリババのAIアシスタント“Tmall genie”と統合されている。2017年に発売されて以来、500万台以上の販売台数を誇る、中国で最も人気のあるスマートスピーカーだ。

通信はこの“Tmall genie”を通して、行われる。宿泊時に必要なものがあるときは、コマンドを使って「Space Egg」に注文。品物はもちろん、ロボットが運んできてくれる。

本体には、マルチケージのデータ機能と、並列コンピューティングを組み合わせた最先端技術を搭載。迅速な応答ができるよう、精密なシステム構築が成されている。この他、セマンティックマップ、障害物を識別する自律ナビゲーションシステム、エレベータを制御する通信システム、顔認識技術による身元確認といった機能も、備わっている。

・ゲストのニーズに素早く対応

開発を手がけたのは、同社消費者向けAI製品開発部門Alibaba AI Labs。総責任者のLijuan Chen氏は、本品について、こう語っている。「私たちは、ゲストのニーズに、素早く対応するロボットを開発した、と自負しています。『Space Egg』は、スマートホテルに進化するためのステップとなるでしょう。弊社の先進的なAI技術は、サービスを向上させる他、現在ホテルが抱えているさまざまな課題も、解決するはずです」。

「Space Egg」のサービス開始は、10月。杭州市内のホテルで、稼働する予定だ。

Alibaba Group プレスリリース

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