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Start Up 学費は企業に入ってから?企業の即戦力となるエンジニアを生み出す「Holberton School」

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学費は企業に入ってから?企業の即戦力となるエンジニアを生み出す「Holberton School」

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近年、「プログラミングができれば人生でお金に困ることはない」と言われるほどにそのスキルを持った人材の需要は高まっている。その需要の高まりに伴い、たくさんのプログラミングスクールが開校しているが、学費が高くて実際に社会で使えるまでスキルを磨くまでにやめてしまう人が多いのが現状である。

しかし、これからご紹介する「Holberton School」はその高い学費をユニークなアイディアで解決した。

学費は就職してから後払い

CEOのJulian Barbier氏が”第一級の教育は誰しも受ける権利を持っている”という考えのもと設立したこの学校は、現在200名以上の生徒が在籍している。

この学校の最もユニークな点は入学までに学費を用意しておく必要がないシステムを作り上げたところにある。入学時に必要なのは、厳しい入学試験を突破することだけである。また、その際に性別、人種などで差別が生まれないよう、課題は無記名で提出することになっている。

さらに「Holberton School」では受験者の学生ローンの負債状況なども全く問わない。なぜならば、学費は入学当時の経済状況に関わらず、卒業後に企業に就職やインターンを始めた時点から支払い始めるからである。生徒は卒業後3年間の仕事、あるいはインターンで得た給料の17%をを学費として収めることを入学する際に約束することになっているのである。そのため、最終的に学校に収める学費は定まっておらず、卒業生が優秀であればあるほど、学校に入ってくる利益は高くなっていくことになる。

実習中心の教育内容

「Holberton School」は従来の大学のように座学中心ではなく、実践的なプロジェクト中心の新しい教育形態を採用している。また講師陣に公的な教師の資格を持っているものはおらず、現職のプログラマーやエンジニアたちが教鞭を執る。

これに関してBarbier氏は”どれだけ大学で専門的な知識を用いて教育しても、就職したのちに再教育が必要となる。企業に入ってから即戦力となるためにはこの方法がベストだと気づいたんだ”と話す。

日本でもこのようなスクーリングの形態が生まれれば、プログラミングはもっと人々にとって身近な存在となる日がくるかもしれない。

Holberton School

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