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Start Up 【interview】シェフも副業する時代に!一夜限りの食体験プラットフォーム「ReDINE」が手がける飲食業界の課題解決の仕組みとは

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【interview】シェフも副業する時代に!一夜限りの食体験プラットフォーム「ReDINE」が手がける飲食業界の課題解決の仕組みとは

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食は人の営みに欠かせないもの。同じ食通同士が集まったり、プロの料理人から食材や調理法の知識を学んだりできるのがReDINEだ。「食のマーケットプレイス」として、シェフや飲食店とユーザーをマッチングさせるサービスだが、今回はReDINEプロジェクトマネージャーに立ち上げ背景や今後のマーケティング戦略について伺った。

既存の飲食店ビジネスを刷新したい

Q1.ReDINEのサービスについて教えてください。
ReDINE(リダイン)は、食イベントを実施したい「シェフ」と営業時間外にも収益を得たい「飲食店」、そして外食好きな「ユーザー」をマッチングすることで、新しい食イベントを体験できるプラットフォームです。単純に食べることをメインとした食体験だけではなく、実際に口に入れる食材や調理法についてシェフから学べ、また同じイベントに参加したユーザ同士の交流・出会いなど、いつもとひと味違った食体験を提供できるプラットフォームを目指しています。
Q2.ReDINEをローンチした背景はどのようなものだったのでしょうか?
ReDINEをローンチした背景は主に2つあります。1つ目が、飲食店が抱えているビジネスモデル上の問題を解決するためです。通常の飲食店の場合、「お客さんに食事を提供し食事代を頂く」というキャッシュポイントしかありません。飲食店は3年で70%が潰れると言われていますが、favyとしてはその要因のひとつが、キャッシュポイントがひとつしかない従来型飲食店のビジネスモデルに課題があると考えています。その課題を解決するために、店舗休業日でも売上をあげられる仕組みをReDINEで提供したいと思っています。2つ目が、シェフの働き方の選択肢を増やすためです。一般的にシェフは、飲食店で「雇用」されるか、「独立」するか、しか選択肢がありません。他業界でフリーランスなどの働き方が浸透しつつある中で、飲食業界ではそういった働き方はほぼないと言っても過言ではないと思います。はじめは、休日に新しい料理をユーザーに体験してもらうことを目的にしたシェフが割合としては多いとは思いますが、最終的にはYouTuberという職業が出来たようにReDINEだけで生計が立てられるプラットフォームにしたいと思っています。
Q3.シェフがReDINEに登録するメリットは何でしょうか?
シェフのメリットは「1. 初期投資なしに新しい収入源をつくれる」「2. 独立前にテストができる」「3. 新しいお客さんとの出会い・ファン作りができる」の3つです。現在、実際にReDINEを使っていただいているシェフは、収入源を作りたいというよりも、新しいお客さんとの出会いを目的とした方が多い印象です。数100店舗の飲食店を運営されている企業さまでもReDINEを活用していただいているのですが、そういった企業様の場合は 新しい収入源をつくりたい、新店舗を出す前にリアルなお客さんの反応がみたいというようなニーズが強いです。

食のシェアリングエコノミーとして認知度を上げる

Q4.食のシェアリングエコノミーとして広げる上でのマーケティングで工夫していることはありますか?
工夫というよりもサービスローンチ直後であればどの企業でも実施することではあると思いますが、ReDINEというプラットフォームが世の中にあるということをシェフ・飲食店にしっかり認知してもらうためにSNS広告を配信したり、ReDINEの食イベントに参加するユーザーを増やすためにイベントページやサイトを改善したりするといった作業を日々実施しています。特に認知の部分では、favy社で繋がりのある数万店舗の飲食店のデータベースを使って、定期的にReDINEの案内を配信するようにしています。
Q5.最後に今後の展望について教えてください。
ReDINEのイベントのリピート率というのはサービスを始める前に想定したよりも高く、イベント満足度は全体的に高いので、このリピート率・満足度をさらに高めながら、月間イベントの本数を数100にするのが直近の目標です。また、飲料メーカー、食品メーカーとコラボした食イベントなども企画し、ReDINEとしてもキャッシュポイントを増やすことで飲食店・シェフ・ユーザに還元できる仕組みを今後さらに強化したいと思っています。
多様な働き方が認められるようになってきているなか、ReDINEを使って料理人もフリーランスという働き方の選択ができるようになるかもしれない。
https://redine.jp/

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