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Start Up 病院に行かなくても避妊ピルを配達してくれる避妊ピル版Uber「Nurx」がすごい

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病院に行かなくても避妊ピルを配達してくれる避妊ピル版Uber「Nurx」がすごい

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アメリカでは年間約300万人もの女性が望まぬ妊娠をして産婦人科に駆け込んでいる。そんなアメリカ、カリフォルニア州で生まれたスタートアップ「Nurx」はまさにそんな状況に差し込む一筋の光と言えるだろう。

避妊ピルやパッチを90分以内に自宅に配達

「Nurx」が提供するサービスは避妊用薬品のオンデマンド配送サービスである。通常、避妊用ピルを処方して欲しい時には、病院へ行き、医師からの処方箋が発行されて初めて処方される。しかし、産婦人科まで足を運ぶことが困難な農村部の女性や、親のかかりつけ医の元に行かないと処方箋を受け取ることができない未成年者には、それは簡単なことではない。

そこで「Nurx」は彼らの悩みを解消するために、オーダーする際のプラットフォームを極限まで簡易化し、なおかつプライバシーが尊重される形にした。そのプロセスはとても単純で、まずはWeb上でいくつかの簡単な質問に答え、身分証明書の写真をアップロードすると、登録医師から処方箋が出してもらえる。その処方箋を元に、最高で3ヶ月分の避妊ピルやパッチをサインアップから平均で90分以内に自宅まで配達してくれるというものである。

このおかげで本人が病院までわざわざ赴く必要もなく、かつ病院での長い診察までの時間もカットすることができるのである。

このサービスは月額制で、月15ドル(約1700円)でピルを手に入れることができる。また健康保険に加入している場合はこの費用が無料になるのでかなり財布に優しいといえるだろう。

一方で、反対の声も

簡単にピルを手に入れることができで、病院にも行かなくても良いという画期的なサービスではあるが、そのサービスのシンプルさゆえに、「そんな簡単な処方箋を処方で薬を処方するのは危険である」と否定的な声もある。また緊急時に服用するアフターピルの処方が不可能であることなども課題としてあげられている。

しかしながら、「Nurx」のこのサービスは女性のかなりデリケートな問題を解決してくれるため、近いうちに日本にも上陸してほしいスタートアップである。

Nurx

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