動物と不審者を見分けられないようでは、スマートセキュリティーカメラとしての用は果たせない。そこで「Eyecloud Cam」は、モーションセンサーとAIを組み合わせることで誤作動問題の解決に取り組んだ。
・人間と動物を区別するカメラ
スマートセキュリティーカメラの中には、枯れ葉が地面に落ちただけで家主のスマホに通知を出してしまうものもある。それは「動くものを感知する」ことだけをしているからで、これ以上の機能は存在しないということだ。Eyecloud Camは、カメラに捉えたものの動きをAIが解析し、人間のムーブのみを抽出する。逆に言えば、物体や人間以外の動物の動きは認識したのち、自己判断でスルーする。
もちろん、家族の帰宅もEyecloud Camは認識する。子供がいつ学校から帰ってきたか、ということを遠方にいながら知ることができる。
視野角は110度。完全ワイヤレス製品で、満充電から最大半年の稼働ができるという。1080p HDの動画解析度で、玄関先をバッチリ見守る。ナイトビジョン機能も搭載されているから、夜も安心。
ケーブルがないから、設置も簡単だ。特殊な工事は必要ない。その家にWi-Fi環境さえあれば、いつでもスマホと連携させることができる。もちろん、スマホから今現在の我が家の様子を確認することも可能だ。
・100ドル以下で入手可能
不審者の存在を家主に知らせる機能はありがたいが、多発する誤作動にいちいち構ってもいられない。心の中でそう思案しているのなら、クラウドファンディング「Kickstarter」で公開されているEyecloud Camのページを覗いてみるのはいかがだろうか。Eyecloud Camは現在、99ドル(約1万1400円)からの出資枠を設けている。配送は今年11月の予定。
Kickstarter