・VRで細やかな点もリアルに再現
今回制作された「江戸城の天守」は、徳川三代将軍家光がつくらせた天守がどのように作られたのかに迫ったVR作品。制作にあたっては、石垣や瓦、金具など、江戸城を構成する100万超の部材ひとつひとつをデジタル化。大きなスクリーンで細かい部分も詳細に確認することが可能だ。江戸城天守の優美な姿が見事にVRで再現されている。・もし江戸城が現存していたら!?
上映では、専属ナビゲータの案内のもと、図面や絵図などの史料に加え、現存する文化財や伝統技術を手がかりとした再現過程を紹介。また、現代の東京の3D地図上に江戸城天守のデータを合成したデジタル再現ならではの景色も鑑賞できる。さらに同時代に作られた江戸幕府関連の社寺や城郭を中心に現存する文化財を取材し、細部の意匠再現に反映している。
大火で焼失せずに現代まで約360年建ち続けていた場合を想定し、経年変化を施したリアルな天守の姿を現代の東京の3D地図上に合成。デジタル再現ならではのダイナミックな姿を鑑賞できるという。
江戸城の天守