これを市街地で扱うには尚更で、駐輪場に停めるには自転車もコンパクトなほうがいい。そのようなコンセプトで開発されたのが「UNI Micro」だ。都市部での走行を前提にした電動アシスト自転車である。
・縦に駐輪する自転車
UNI Microの見た目は、1本の太いパイプを中心にタイヤやハンドル、サドル等が枝分かれしているような感じだ。しかしこのデザインが、市街地での活用に適合しているという。まず、このUNI Microは折り畳み式自転車であるが、収納が容易だ。サドルを引っ込め、ハンドルを折り曲げるだけでいい。これならほんの数秒で収納と展開ができる。
その後は車体を縦にする。そう、UNI Microは立てた状態での駐輪が可能なのだ。横スペースを取らないから、たとえばUNI Microと一緒にエレベーターに乗ることもできる。
最高アシスト速度は25kmもしくは32km。これは国によって法律が異なるから、それぞれに合わせた仕様を用意しているという意味である。モーター出力は250W及び350W、最大アシスト距離は50~70km。
ハンドルにスマホホルダーとUSBポートがデフォルト装備されている。モバイル端末との親和性も高そうだ。車体重量は15kgで、最大110kgまでのライダーを乗せることができる。なお、ギア数は3段である。
・日本での公道走行は…
先程「国によって法律が異なるから、それに合わせた仕様を用意している」と書いた。しかしこれはアメリカとEUのみの考慮であるらしく、日本での公道走行は難しいだろう。この辺り、注意が必要だ。UNI Microはクラウドファンディング「Indiegogo」で799ドル(約9万円)からの出資枠を設けている。ただし、これはあくまでも数量限定枠である。
Indiegogo