モバイルに特化したマーケティングサービスを手掛けるベンチャー企業Endorseが、食品会社Kraft社と提携をおこない、Facebookを活用した新たな取引サービス“Social Offers”を開始することを発表した。
Endorseはこれまでにも、購買者のレシートデータの収集など、購買行動の調査を行って注目を集めている。今回の新サービスでは、Facebookなどのソーシャルネットワークを通じ、企業と消費者をダイレクトに結びつけ、個人のユーザーに商品情報やディスカウント情報を提供することを可能にした。
“Social Offers”の具体的なサービス内容について説明すると、Endorseに登録したユーザーたちには、消費財メーカーから直接各ユーザーに相応しい商品のディスカウント情報が毎日スマートフォンに配信される。ユーザーは指定の商品が販売されているどこのお店であっても、購入したレシートの画像をEndorseアプリを通じてアップロードすることで、キャッシュバックを受けることができるのだ。
そしてもしその商品が気に入れば、EndorseアプリからFacebookの友人に同様のディスカウント情報つきで商品をすすめることが可能だという。
一般消費者にとっては、最大50%ものディスカウント受けられる特典や、気に入った商品をディスカウント付で友人たちにシェアする楽しみがある。
一方、このサービスを活用する企業側にとっては、一般消費者と直接結びつくことで、利用者の購買意欲を促進する効果が狙えるほか、どのFacebookユーザーが実際のところ、どこで購買行動を行っているのかを見極められるというメリットがあるため、双方にとって有益なツールとなりそうだ。
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