もちろん、そのような競技ではスマートフォンは欠かせない。しかし走っている最中にスマホをチェックするというのも危なっかしい。そこで開発されたのが「onTracks」である。使用者を目的地へ誘導してくれるスマートウォッチだ。
・両手にはめるスマートウォッチ
このonTracksであるが、何と左右の腕にひとつずつはめるもの。専用アプリとの連携もあるから、三位一体の製品と表現するべきか。時間表示やストップウォッチ、心拍数表示、走行距離表示などの基本機能はもちろんだが、onTracksの目的は使用者をゴールまで導くことである。開発者はonTracksを「ガイドウォッチ」と呼んでいるようだ。
走っている最中、右折するべき地点へ来たら右側のデバイスが振動する。それを見れば矢印と右折までの距離が表示される。左折の場合も、左側のデバイスが振動で使用者に通知する。この時、いちいちスマホを確認する必要は一切ない。
手首への装着方法もやや特殊だ。バンドが2種類用意されているが、そのうちのひとつ「Sport」は手首と親指に巻きつけてはめるタイプ。要は走行中の振動を極力抑える工夫である。
連続稼働時間は最大36時間。IP67防塵防水規格も備わっている。なお、電池切れから満充電までの所要時間は3時間とある。
・サイクリングにも活用
onTracksのこの機能を活かせば、マラソンだけでなくサイクリングや二輪車でのツーリングにも役立てることができる。長距離を行くスポーツに特化したスマートウォッチと言えるだろう。onTracksは、クラウドファンディング「Indiegogo」で137ドル(約1万5300円)から。配送は来年1月を予定している。
Indiegogo