バッテリーが少なくなってきたら着陸させて充電したり、予備のバッテリーに取り替えたり。そんなことをしなくてもドローンを飛ばし続けられる技術を、露企業GETが開発中だ。なんと。空中でドローンをワイヤレス充電するというものだ。
・6分充電で25分飛行
このシステムは、6本のポールを立てて、10メートルほどの大きさの六角形状をつくる。ポールにワイヤーをはり、そこに電流を流すことで近づいたドローンに電気をワイヤレスで送るというシステムだ。ドローン側は六角形の中に入ると、12kWで給電を受けられ、GETによるとそこに6分滞在するだけで25分飛行するだけの電力をチャージできるという。
着陸させ、バッテリーを交換し、再度飛ばすという手間を大幅に省ける。
・ポータブル!
すごいのは、このシステムでは同時に複数のドローンの充電に対応すること。六角形の範囲が10メートルほどなのでその数には限界があるが、それでも少し時間をずらすなどすればかなりの数のドローンで共有ができる。このシステムはポータブルで、その場で組み立てて、また分解することができる。複数のシステムを距離を置いて設置すれば、ほぼ着陸することなしに必要なだけ飛ばすということもでき、広範囲に及ぶ大規模調査や監視などに活用できるとのこと。
このシステムを使って実際にドローンを空中充電しているところのビデオが公開されているので、興味のある方はこちらからどうぞ。
GET