カナダの大手ECサイト「Shopify」は、同社のプラットフォームに出店している事業者が、商品の3Dモデルを作れるサービスを開始。これにより、今日から展開されるiOS 12を使って、消費者はSafariブラウザ上で3Dモデルを閲覧しながらショッピングできる。
・スマホで商品を居間に
AR体験によるショッピングのメリットは、何と言ってもネット上のオブジェをよりリアルに確かめられることにある。事業者によっては、商品のディテールを消費者に伝えようと何枚も写真をアップしたりするがどうしても限界があり、消費者は商品の大きさなどを現実空間のなかでイメージしにくかったりする。しかし今回のAR体験では消費者がスマホを使ってウェブ上のものを自分の“目の前”にもってこれる。
・Safariでそのまま利用
たとえば、卓上ランプの購入を検討し、コレといったものを見つけたとする。デザインはいいけれど、果たして大きさ的そして雰囲気的に我が家のテーブルに合うか、と思うだろう。そんなとき、消費者は卓上ランプのARオブジェをスマホを介して自分の居間のテーブルに置いて確かめることができるのだ。つまり、自宅に“持ってくる”ことでより確実なショッピング体験となる。
こうした手段は他のアプリなどでも導入されているが、今回はユーザー側が特別なアプリをダウンロードしなくてもSafariでそのまま利用できるのがポイントだ。
実在店舗に足を運び、細部を確かめて買って帰ったけれど、結局うちの部屋の雰囲気には合わなかった、ということもあるが、ARショッピングではこうしたことがなくなるのかもしれない。
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