現在、北米と欧州を中心に5万4000カ所もの充電スポットを展開しているが、これを2025年までに250万カ所に増やす方針だ。
・北米と欧州でEV 2000万台に
ChargePointの最高責任者、Pasquale Romanoが米サンフランシスコで開かれたグローバル気候行動サミットで考えを明らかにした。Romanoの言うところによると、北米と欧州では2020年代半ばには2000万台ものEVが走るようになると見込む。充電スポット250万カ所というのはそれに対応する措置となる。
・年間35万カ所整備
一口に250万カ所にするといってもそう簡単ではない。例えば、EVメーカーのテスラも急速充電施設の展開に力を入れているが、それでもまだ1万カ所あまりだ。今後7年間かけて250万カ所にするためには、単純に計算して年間35万カ所を整備することになる。このペースを達成するには、新設していくのはもちろん、他社とパートナーシップを結んでいくことも予想される。
充電ステーションの整備は、欧州では車メーカー各社が合弁会社を立ち上げて整備を進めるなど、急ピッチで進んでいる。
現在はガソリン・ディーゼルからEVへの過渡期にあり、EV充電ステーション数がガソリンスタンド数を上回るのも時間の問題のようだ。
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