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再生プラスチック製の自転車専用道路が世界で初めてオランダで設置される

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オランダ東部の都市ズヴォレ (Zwolle) において、2018年9月、再生プラスチックを主な素材とする自転車専用道路「PlasticRoad」が世界で初めて設置された。

蘭大手建設会社「フォルケル・ウェッセルス(Volker Wessels)」傘下の道路建設会社「KWS」によって考案され、蘭プラスチック配管メーカー「Wavin」と仏大手石油化学会社「トタル(Total)」との提携のもとで開発されたものだ。

・再生プラスチックでできた軽量で長寿命なモジュール型道路

ズヴォレ駅近くの自転車専用道路に設置された長さ30メートル「PlasticRoad」は、原材料にペットボトル50万本相当の再生プラスチックが使用され、埋め込まれた複数のセンサーを通じて、気温や路面負荷、道路を通過した自転車の台数などが計測できる仕組み。

従来の道路に比べて4倍軽量で、2倍から3倍寿命が長く、プレハブ方式のモジュールとなっているため建設に要する時間を約70%短縮できるのが利点だ。

また、「PlasticRoad」の内部には空洞が設けられており、雨水を一時的に貯留する役割を果たすほか、この空洞を使って地下にケーブルやパイプを通すこともできる。

・11月には第二弾となる「PlasticRoad」が設置予定

ズヴォレに続き、2018年11月には、オランダ北東部のヒートホールン(Giethoorn)にも「PlasticRoad」が設置される計画となっており、これら2カ所での実証実験を通じて、「PlasticRoad」のさらなる改善がすすめられる。

また、今後は、自転車専用道路にとどまらず、駐車場や歩道などへの適用可能性についても探っていく方針だ。(文 松岡由希子)

PlasticRoad

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