また、従来のスケボーほど細かい動作ができない。たとえばポンピングと呼ばれる蛇行走行を、電動スケボーでもやってみたいと考える人は存在する。そこで開発されたのが「Dualomo Hybrid」シリーズである。
・時速40kmのポンピング
クラウドファンディング「Indiegogo」にキャンペーンを出しているDualomo Hybridシリーズだが、ここでは最上位モデルの「Hybrid-X」について解説する。Hybrid-Xの最高速度は時速25マイル。アメリカ企業の製品だからカタログはヤード・ポンド法表記だが、これは約40kmである。この40kmの状態で蛇行走行ができるというのが、Hybrid-Xの最大の特徴だ。
操作機構はスタンダードな電動スケボーと同じく、手持ちのコントローラー。しかし電動ではないスケボーのように、自らの足を使うキックスタートもできる。バッテリーレンジは最大15マイル(約24km)。
伝統的スケボーの走行感覚を維持しつつ、電動スケボーとしての性能を備える。ちなみに、Hybrid-Xの登坂能力は最大25%。自転車では一苦労の勾配だ。
・日本での公道走行
PR動画では、公道や自動車の間を風のように疾走している。車道から歩道へ難なく乗り上げている場面もあるほど。しかし、これはあくまでもアメリカの光景である。日本で同じことをすれば、道交法違反で検挙されてしまうだろう。公園やスケートパーク、或いは私有地での使用に限られる。
さて、このHybrid-Xは現在Indiegogoで799ドル(約8万9500円)の出資枠を設けている。これよりも性能を抑えた「Hybrid-E」と「Hybrid-S」も、同じキャンペーンページ内で出資を受け付けている。
Indiegogo