木陰で風に揺られながらハンモックに寝そべる、と聞いて優雅なイメージを描く人は多いのではないだろうか。しかし、ハンモックに一晩寝るとなると優雅さとは程遠い。

実際のところ、ハンモックは狭く、何と言っても体重の重みでたわむので背中や腰に負担がかかる。それをなんとかできないかと米国のスタートアップが新たなハンモック「Ninox」をつくりだした。フラットな状態をキープでき、しかも寝返りがうてるほどのスペースが確保できるというスグレモノだ。

・両端部分にスペース

Ninoxはキャンプ宿泊で使うことを想定してつくられ、より快適に眠れるようにデザインを根本的に見直した。吊るした状態をみるとわかりにくが、生地のパターンを工夫している。

長方形の生地で作られているハンモックが多い中で、Ninoxは波型を採用。これにより両端部分にスペースを確保でき、体をのばせられるようにしたことでフラットに寝られるのだという。

通常のハンモックは幅が狭く体を動かすこともままならないが、Ninoxでは斜めに寝たり、寝返りをうつこともできる。

・セットアップは1分以下

生地素材は丈夫なテフロンを採用し、ソフトタイプなので肌触りもいい。重量は618グラムとなっている。

また、開発元によると、セットアップには1分もかからず、虫よけのネットもついている。

Ninoxは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中。出資額は159ドル（約1万8000円）〜となっている。すでに目標額は達成し、10月25日まで出資を受け付けたのち来年4月に発送が始まる見込みだ。

日本へも送料34ドル（約3800円）で発送してくれるので、来年の夏に快適にキャンプを楽しみたいという人はチェックしてみてはいかが。

Ninox/Kickstarter