キャンプ用として、あるいはモバイルオフィスとして活用することができ、しかも簡単に仕様を変更できるのが売りだ。
・キッチンエリアと居間エリア
デザイナーのMichael Hilgersさんが使用したバンはフィアットのDucato。この後部座席部分を使い勝手のいいように改造した。まず、中を大きく2つに分けている。立って料理などの作業ができるゾーンと、寝食や仕事ができるゾーンだ。ここに自分でデザインした棚や引き出しなどを見た目がシンプルになるように設置し、テーブルなどを多目的に使えるように配置した。
・数分でキャビネット取り外し
たとえば、後部の座席をたたむとL字型のベンチにすることができ、折りたたみテーブルは回転移動式で、広げる場所を変えられる。なので、利用する人数や目的によって好きなように使える。もし、大きな荷物を運ぶのにバンを使いたいときは、キャビネットなどを外すとそのスペースが確保できる。キャビネットの取り外しはものの数分で完了し、最大2.4×1×1.6メートルの物を運搬できるという。
また、ルーフにはソーラーパネルを敷いて電気を確保する。Hilgersさんはこのバンを、顧客を訪問する際に“モバイルオフィス”としても使ったりしているとのこと。
自分のために作ったキャンパーバンだが、HilgersさんはVanjoyを一般販売すべく、現在パートナーを探している。発売が実現すれば、価格は4万ユーロ(約520万円)を見込む。
いつか自分仕様のキャンパーバンが欲しい!と考えている人は、Vanjoyのサイトをチェックするとヒントが得られるかも。
Vanjoy