テーマパークのアトラクション並の巨大機器は、豪邸に住んでいるというのならともかく一般的な家屋では設置不可能。しかしこの記事で紹介する「Feel Three」は、VRモーションシュミレーターをより小型化したものだ。自宅にいながらにして戦闘機を操縦したり、ロボットのパイロットになれるという。
・最大100度のピッチ&ロール
シートが設置された半球状のコクピット。Feel Threeは、我々がアニメの中で見たことのあるようなデザインである。ジョイスティック式のコントローラー、スロットル、そしてフットペダルも装備されている。これはゲーム内容に応じてカスタマイズ可能で、たとえばレースゲームの場合はジョイスティックではなくハンドルにすることもできる。
半球コクピットは周囲360度はもちろん、最大100度のピッチとロールが可能。さすがに宙返りとまではいかないものの、より本物に近いドッグファイトは体感できそうだ。
左右のアームレストは調整でき、よほどの巨漢でない限りプレイヤーの体格を問わない設計でもある。また、運動器具のランニングマシーンはいざという時のために緊急停止スイッチが備えられているが、Feel Threeにも同様のものがある。安全面の配慮も成されている。
・すでに品薄状態に
レースゲームの動きは、このFeel Threeならばほぼ完璧に再現できるだろう。ちなみに、現時点で80以上のタイトルをサポートしているという。
Feel Threeはクラウドファンディング「Kickstarter」で出資を受け付けている。最安枠は1499ポンド(約21万8000円)とあるが、こちらは残念ながら締め切られてしまった。筆者が確認したところでは、1999ポンド(約29万円)の枠が残っている。もっとも、こちらも数量限定であるため注意が必要だ。
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