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2022年までの空飛ぶタクシー事業展開を目指す英スタートアップ、デモ機飛行に成功

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空飛ぶタクシー事業の展開を目指す英国拠点のVertical Aerospaceはこのほどデモ機による初のテストを行い、5分の飛行に成功した。

今後は機体の改良をしながら航空当局との作業を進め、2022年までの事業展開を目指す。

・2016年創業

ロールス・ロイスやエアバスといった大手からTranscend Airといった新手など、世界でVTOL(垂直離着陸機)の開発競争が展開されているが、そうした中でVertical Aerospaceはあまり知られていない存在だろう。

それもそのはず、2016年に設立されたばかりで、主要エンジニアは28人という小さな企業だ。ただ、ボーイングやGMなど名だたる企業の技術者をリクルートし、ものすごい勢いで開発を進めている。

設立者はエネルギー系スタートアップOVO EnergyのCEO、Stephen Fitzpatrickだ。

・電動ローター4基搭載

過去12カ月でVertical Aerospaceはフルサイズのデモ機を製造し、英国民間航空局からテストフライトの許可を取得。そしてこのほど英国南西部のグロスタシャ−にあるコッツウォールド空港で試験飛行を実施した。

Vertical Aerospaceは詳細をさほど明らかにしていないが、使用したデモ機は電動の三輪タイプで、ブレード3枚のローター4基を備える。現在は5分ほどしか飛べないが、実機では航続距離160〜225キロにし、最終的には800キロを目指す計画のようだ。

目下、次のモデルで型式認証を取得すべく、欧州航空安全機関との作業を展開しているという。

テストフライトの様子はこちらで見ることができる。

Vertical Aerospace

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