「HeadGaze」と名付けられたこの技術、GitHubで公開されている。
・仮想のスタイラスも
HeadGazeではiPhone Xの頭部追跡技術を活用し、ARkitで頭部の動きを追跡する“ヴァーチャル・スタイラス”を作り出した。この2つを組み合わせることで、上下左右への頭の動きがスクリーンに反映される。
例えば、オンラインショッピングのページを頭の動きだけでスクロールして商品をブラウズしたり、商品を買い物かごに入れたりすることができ、スクリーンをタッチすることなしに買い物を完結させられる。
・体の不自由な人向けに
この技術を買い物だけでなくより広く活用してほしいと、開発チームはGitHubでサンプルアプリHeadSwipeなどのコードを公開している。確かに、手に荷物を持っているときや料理中など両手がふさがっているシーンでスマホを使いたい場面は往々にしてあり、アイデア次第でいろんなアプリに生かせそうだ。
また、プレスリリースの中で触れられているように、この技術を活用することで体の不自由な人が自分の意思で自由にスマホを操作できるようになる。
開発チームは現在、アイトラッキングのインターフェースにも取り組んでいるとのことで、スマホの活用方法がさらに進化しそうだ。
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