また、そもそも自宅がオンライン環境ではないという場合もあるだろう。しかしこの記事の主役「SureKey」は、オンライン環境を前提にした製品ではない。
いや、そもそもこれはドアの錠ではなく、それを開く鍵に設置するもの。「鍵かけたっけ?」という、誰しも頭に思い浮かべたことのある悩みを解消する製品である。
・LEDランプが施錠状態を教える
SureKeyの使い方は、極めて簡単。鍵の頭に被せ、施錠と解錠を行う。SureKeyのディスプレイには青と赤のLEDランプがある。赤は解錠状態、青は施錠状態を表す。つまりこれを見れば、今現在ドアが施錠されているか否かが分かるのだ。
SureKeyには電子コンパスとジャイロセンサーが搭載されていて、これにより鍵の動作を読み取るという仕組み。スマホに接続する機能はない。オフラインでの使用を前提にしている。
CR2016ボタン電池を使用し、寿命は約5年。このSureKeyがあれば、鍵のかけ忘れをいつでもチェックすることができる。鍵に設置するものだから、もちろん錠の形状などは一切問わない。
・オンライン環境を必要としない製品
もしLEDランプが赤だったとしても、それに対して遠隔から対処することはできない。だが、それと引き換えに高い汎用性と電池の長寿命を獲得している。先述のように、何かしらの理由でそのドアがオンライン環境にない場合には重宝するだろう。SureKeyはクラウドファンディング「Kickstarter」で19ドル(約2100円)の出資枠を公開していたが、こちらはすでに締め切られてしまった。筆者がこの記事を手がけている時点では、29ドル(約3200円)の枠がある。
Kickstarter