
・造形美のみを追求した究極の“工芸品”

ボディの素材は、すべてアルミニウム。鋼製のパイピングが、特徴的なシャシー形状を作り出している。車体のどこにもドアはなく、エンジンを載せた後部のシャシー全体を開ける設計。後部パネルは、油圧で開くようになっている。カーラジオはなし。オープンカーであるにも関わらず、雨や風をよけるための幌もない。デザイン優先のため、パフォーマンスは完全無視。ひたすら造形美のみを追求した、究極の“工芸品”なのだ。
・195万円でよみがえった幻の名車

幸い、エンジン系統等に問題はなく、車はすぐに走行可能な状態に復元された。道路をさっそうと走る美車の映像は、動画サイトYouTubeでも公開されている。
EV車や自律走行車など、テクノロジー優先の車に目がいきがちな現代。古き良き時代の名車に、思いを馳せるのも悪くない。
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