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Tech Lyft、同社初の電動キックスクーターシェアリングを米デンバーで開始へ

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Lyft、同社初の電動キックスクーターシェアリングを米デンバーで開始へ

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米国ではいま、ものすごい勢いで電動キックスクーターのシェアリングが浸透しつつある。雨後の筍のように参入企業が相次ぎ、Uberなど大手も加わって今最も注目のマーケットだ。

ライドシェアのLyftもそこに参戦する。このほどデンバーの当局からサービスの事業許可を取得し、間もなく展開する。

・乗車1分15セント

車のライドシェアを展開するLyftだが、キックスクーターのシェアリングは初めて。今回、デンバーでは電動自転車と電動キックスクーター両方の許可を取得したものの、キックスクーターを先行させる。手始めに350台を投入する見込みだ。

利用できるのは午前6時から午後8時まで。利用代金はロックを解錠するのに1ドル、その後乗車1分ごとに15セントかかる。つまり10分で1.5ドル。遠くはないけど歩くには少し時間がかかる、という距離の移動に良さそうだ。電動なので坂道でも楽に走行できる。

・スクーター検索はスマホで

新規参入ではあるが、Lyftの強みは車のライドシェアでノウハウを培っていること。スマホアプリで近くのスクーターを探し、解錠もスマホで行う仕組みだ。基本的には他のライドシェアも同様の手法をとっていて、価格や規模での競争となりそう。

一方、キックスクーターシェアリングで重要なのが乗り捨て対策だ。車や自転車などとは異なり、キックスクーターの場合はドックレス、つまり乗り捨てスタイルがほとんど。これはユーザーからすれば便利だが、歩道などを塞ぐような形で乗り捨てられるなど“散乱”しがちだ。

社会問題化したサンフランシスコでは当局が全サービスを一時停止し、免許制を導入した。そうした背景もあり、Lyfはデンバーに専従スタッフを置き、スクーターを回収して所定場所に置いたり充電したりする体制をとる。

デンバーで社会秩序を乱すことなく地元に受け入れられれば、次の展開が見えてきそうだ。

Lyft

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