しかし、間もなく発売されるi7+ Roombaはそうした悩みとは無縁になりそう。掃除機が専用のステーションに戻ると自動でゴミが吸い上げられ、パックにまとめられるのだ。
・集塵パックに集約
ホコリやチリ、食べかす、髪の毛など、掃除機が集めるゴミは小さいものばかり。それだけに、捨てる最中にしくじると悲惨なことになる。また、首尾よくいったとしても粉塵が舞うのは避けられない。そこで、i7+ Roombaで導入されたのは、ルンバがステーションに戻ると機内のゴミが真空で吸い上げられステーション内の集塵パックに集められるシステム。早い話、バキュームのゴミをバキュームで吸い上げる仕組みだ。
・指先でパック交換
吸い上げたゴミはステーションのタワー部分に設置する集塵パックに集められる。ユーザーはこのパックについている持ち手を指先でつまんで持ち上げ、ゴミ箱に捨てるだけ。空気も手もほぼ汚さずに済む。開発元のiRobotによると、この集塵パックは掃除30回分の容量。なので、毎日のようにルンバを使う人は常にパックをストックしておく必要がある。
非常に便利そうではあるが、消費者に幅広くアピールできるかという点では、価格がネックとなりそうだ。i7+ Roomba本体は699ドル(約7万7000円)と決してお安くはないうえに、クリーンベースステーション付きになると949ドル(約10万5000円)に跳ね上がる。加えて、パックは3枚で14.99ドル(約1700円)かかる。
たかが掃除にここまでお金をかけたくないという人もいれば、省ける手間は省きたいという人もいるはずで、今後の売れ行きが気になるところだ。i7+ Roombaは今月12日に発売される。
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