今回紹介するのは、米国で展開されているスマートミラー、その名も「Mirror」。ディスプレーとなる鏡を通してヨガやボクシングなどのクラスがリアルタイムで受けられる
・リアルタイムに受講
Mirrorは一見、普通の姿見で、大きさは132×56センチ、厚さは2.5センチほど。この鏡、実はディスプレーになる。ディスプレーにはNYのスタジオで行われるヨガやピラティスといったエクササイズのクラスがリアルタイムに流れる。動作のポイントなどを説明するインストラクターの声も聞くことができ、つまりこの鏡を通して自宅でフィットネスクラスを受講することができるのだ。
バーレッスンやストレッチのクラスもあり、各クラスともそれぞれ初級者から上級者まで5段階用意されている。
・個人レッスン受講も可能
もちろん、レッスンの時間にいつも都合がいいとは限らない。そんなときのために、ワークアウトのライブラリーも用意されている。こちらは24時間いつでも利用可能とのこと。また、別途料金が発生するが、パーソナルトレーニングを受講することもできる。その際はカメラやマイクを使って双方向でコミュニケーションが取れるので、インストラクターから適宜アドバイスが受けられる。
・Apple Watchと連携
このスマートミラーではまた、トレーナーの動作を見たり、自分の姿勢をチェックしたりするだけでなく、Apple Watchと連動させることでディスプレーに心拍や消費カロリーなどを表示さすることもできる。気になるのは値段だが、Mirrorそのものは1495ドル(約16万6000円)。加えて月額39ドル(約4300円)の利用料がかかる。トレーニングジムの会費を考えれば39ドルは安いが、Mirrorの価格がネックとなりそう。
しかし、人混みの中わざわざスタジオに出かけなくてもいいこと、自分一人で集中できることなどにメリットを感じる人もいるかもしれない。
Mirror