完全自動運転の電気自動車「360c」。運転席がないぶん、車内はゆったりしていて、デスクを広げて朝食をとったりパソコン作業したりと移動の時間を有効活用できそうだ。
・フラット座席で仮眠
ずばり、ボルボが描いているのは、ワークライフバランスを再構築するような車とその活用法。具体的には主に4つの使い方を提案している。睡眠をとる空間、モバイルオフィス、リビングルーム、そしてエンターテイメント空間だ。例えば、車内はたっぷりスペースがあるので、座席をフラットにした状態で横になることができる。仕事帰りなど、疲れているときに仮眠をとれるのはありがたい。
・移動オフィスにもなる!
また、この車はインターネットに接続するのでパソコンなどを持ち込んで移動オフィスに早変わりさせることも。スクリーンを設置すればくつろぎながら映画鑑賞もできる。あるいは単純にデスクを広げて軽食をとったり、読書したりというのもありだろう。運転という行為、そして運転席をなくすことで時間や空間を有効活用できるというわけだ。
そして、もちろん電気自動車なので、排ガスを抑制するという社会的意義もある。
こんな車あったらいいな、と思わせるのに十分な今回のコンセプト。車がガソリンから電気へと変わりつつある今、自動運転車社会もそんな遠い未来のことではなさそうだ。
Volvo