英国のスタートアップが開発した「Feel Three」。お椀のような形状の椅子で、VRゲームに連動して椅子そのものが回転したり傾いたりするというもの。かなりの投入感を味わえそうだ。
・回転したり傾いたり
VRヘッドセットを装着すると、それなりの臨場感を体験できる。視覚的に訴えるだけでなく、最近はユーザーの体の向きや動きなどをとらえて、それらも反映されるようになっているのでリアル感は増している。ただ、そうした感覚はバーチャルの域を出ないが、Feel Threeの場合、下部に内蔵されたモーターで実際に椅子そのものが回転したり傾いたりする。ゲームの世界を“体感”できるわけだ。
・コックピットのよう
開発元が公開している使用の様子を紹介するビデオをみると、Feel Threeにどっかりと座ってコントローラーを手に操作する様子は、コックピットを連想させる。90度回転にも対応し、ヘアピン回転の体感も可能とのこと。さすがに、シートベルトのようなものを装着しての使用となるようだ。
大人が座れるように設計されているので、Feel Threeはそれなりの大きさ。家に置くにはスペースが必要だ。狭めのマンションだと厳しそうだが、それでもVRゲームファンには熱く訴えるものがありそう。
Feel Threeは現在、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中で、出資額は1999英ポンド(約29万円)〜。9月27日まで出資を受け付けたのち、来年5月にも発送が始まる見込みだ。
Feel Three/Kickstarter