とはいえ、コーディングの知識がない人にとって、いきなりモバイルサイトを構築しようとするのは敷居が高いもの。そこで活躍しそうなプラットフォームが「AppSeed」である。これは、何クリックかするだけの手間だけで、手書きで描いたデザインをそのまま電子データに変換し、モバイルアプリのプロトタイプを作成できる画期的なツール。
「AppSeed」を使って、手書きデザインを写真に撮影すると、スケッチの画像データを認識して、それぞれの部分を“個別の要素”として認識する。それらの抽出された“個別の要素”は、クリックして選択できるようになり、配置の調整も可能になる。ユーザーはこの“個別の要素”に対して、“ボタン”“ドロップダウンメニュー”“マップ”“ストリートビュー”“テキスト入力フォーム”などの機能を付与することができ、簡単に大まかなアプリ画面を作成できてしまう。UIはテストすることができ、完成データはAdobe Photoshopのデータとして保存して送信したり、再調整を施すことも可能だ。
「AppSeed」には、AppSeed Sketchbookと専用アプリが用意されているが、この専用アプリは8ドルの価格となる見込みで、2014年1月に提供開始予定。
AppSeed