患者の自宅と医療機関の往復の足を提供するサービスで(緊急時を除く)、このほど提携する医療機関が増え、ネットワークはさらに拡大しそうな気配だ。
・診察日に合わせて予約
GoRideは特殊なバンによるタクシーのようなサービスだが、使用目的は通院に限定される。ドライバーは車椅子の操作などの訓練を受けていて、患者の乗車をアシストしながら病院との行き来をサポートする。このサービス、今年4月にミシガン州のヘルスケアサービス、Beaumontヘルスネットワークがまずフォードと提携を結び、導入した。Beaumontを利用している患者がそこへ連絡すると、診察予約の日時に合わせてGoRideを手配してくれる。
・定時運行率97%
そして今回、デトロイトメディカルセンターもGoRideを導入し、同センターのリハビリ施設や病院など8つの施設への通院に使えるようになった。フォードによると、患者のピックアップや病院到着など、定時運行率は97%とのことで、これは医療機関にとっても患者へのよりよいサービスの提供に役立っているという。
医療を受けたくても、病院までの足を確保できない−。高齢化が急速に進む日本でもそうした問題は今後増えてくることが予想され、GoRideのようなサービスのニーズはありそうだ。
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